「この方と会ってお話したい!」
「テーマ」の先にその「人」に心惹かれ、その「思い」に対談する創論。
今回もその気持ちは人一倍強いものでした。
私が湯浅誠さんの存在を強く意識したのは08年の日比谷公園での年越し派遣村でした。
「なんか凄いことしてるな、この人…」
それまでの活動や名前は多少なり耳にしていたのですが、まさかこの日本でこんな事をする人がいるなんて…。
その行動力はまさに衝撃的でした。
学生時代にアジアを中心にバックパッカーをした際に嫌というほど目の当たりにした絶対的貧困。
それでも日本では「貧困」というコトバは無縁に等しい問題でした。
そして、2014年。
貧困問題はより複雑にさらに身近なカタチとなって社会に大きなひずみを広げていると感じます。
「自分には関係ないし」「自己責任でしょ」
で解決してしまう事が、いずれ自分自身や社会にどんな影響を及ぼしてしまうのか。
今回の対談で湯浅さんから問題の根本から取り組み方まで分かりやすい説明でお話していただきました。
その詳細は近日動画及び特別サイトにてたっぷりアップいたします。
そして、何より声を大にして叫びたいのが……
「カッコいい!」
ということ。
「社会活動家」としての湯浅さんはもちろん、ひとりの人間としてたいへん心惹き付けられました。
ご存知ない方も多いかと思いますが、この「創論」にでてくれた方々は皆善意です。
貴重なお金も時間もエネルギーも削って参加していただいています。
また、それまで何のコネも認識もなく、一通のメールから全てが始まります。
「是非、やりましょ。場所と時間はどうしますか?」
即答でした(笑)
著名で実力のある方が私達のような無名で正体不明な団体の依頼を受けていただける事がどんなに嬉しく、励みになり、希望を持つ事ができるか。
また打ち合わせでお会いした際にも、テーマや内容に関して同じ視線で物事を捉え、一緒になって考えを導いていく姿勢に親近感と同時に人としての懐の深さに感動さえしました。
自分の思いを人に社会に伝えていく事とは。
その道しるべを多く学びました。
きっと、社会活動家という肩書き以前に、湯浅誠という1人の人間の魅力が多くの人を惹き付け、感動させ、元気を与えるのだろうと確信しています。
もっともっと沢山の時間を共有し話をしたい。
この方なら本当に社会を変えていくのではないか。
そうワクワクさせていただいた素敵な出逢いに感謝です。
大場 耕
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